住まいの関連情報
限られた敷地で、できるだけ広い住まいをつくりたいとき、水平に広げるだけで足りなければ、上下の空間を活用する方法もある。
すなわち、3階、4階へと建物を上に伸ばす、または地下を掘り下げる。上に伸ばせば、日当たりのよい快適空間がつくれるのがメリット。
ただし、上下階への昇り降りの機会が増えるから、どの階にどの部屋を配置するか、間取りはよく考えておきたい。
高齢者との同居や家族の今後を考えるなら、ホームエレベーターの設置も検討事項だろう。3階建て以上の建築は、法律の「高さ制限」「容積率」などの規制によって実現できないケースもある。しかし、容積率いっぱいで地上に3階はつくれなくても、地下室なら容積率の緩和などの特別扱いが受けられるから、面積拡大の決め手になる。
防音性・断熱性に優れた、地下室ならではの特性を生かした部屋づくりをしたい。地面の下は湿気が多いので、除湿や換気の仕方に要注意。